著者は、元大手不動産会社に就職しました。が、そこはパワハラ、長時間労働がはびこる「ブラック企業」。
ただ、著者は、「不動産業のノウハウを身につけてから辞める」という決意を固めて働くようになり、やがて会社から表彰されるほどのトップセールスマンにまで登りつめて行きますが、不動産業のノウハウを身につけたところで会社を辞めます。
ユーモラスで軽妙な語り口で普段余り耳にすることのない不動産業の裏側や「ブラック企業」との付き合い方を語っている興味深い一冊です。
弁護士の失敗学 冷や汗が成功への鍵
岸本弁護士が共著者の一人として参加した「弁護士の失敗学」がぎょうせいから発売になります。
この本では、過去の懲戒事例や、実際にあった「ヒヤリハット事例」を紹介するとともに、「どうしてこうなった?」「どうすればよかった?」の視点でわかりやすく分析しています。
若手弁護士に役立ててもらうことが当初のコンセプトでしたが、若手に限らず、弁護士稼業を営む方なら誰でも、楽しく読みながら「他山の石」としていただける本になったと思います。
よろしければご一読下さい。
「不動産をめぐる金銭請求の実務」(共著)
不動産に関して発生する金銭請求についてわかりやすくまとめた書籍です。
相手方の対応等によって、採りうる法的手段をフローチャート化し、内容証明郵便や訴状の記載例も掲載されていますので、専門家ではない方にもわかりやすい内容になっています。
また、解説内容は簡潔ですが、適宜裁判例や文献を引用していますので、より詳しい文献を探す手懸りとしても便利です。専門家の方にもお勧めです。